くーちゃんの部屋
　　 〜Queen's Memorial room〜

　 名前　　： Ｑｕｅｅｎ
　　　　　　　 ２００２．９．３〜２００４．６．１７

　 血統

ボルゾイに初めて出会ったのは、子供たちが小学生の頃。
すご〜くかっこよくて素敵なので驚いたのを覚えています。
まさかその時に、ボルを飼うことになるなんて夢にも思いませんでした。

うちの男軍団が「犬が欲しい」と騒ぎ始め、
いろいろ本を見たり、探し回って見つけたのが・・・・・「ボル」！！
「こんなにデカクなるのを誰が育てるの？」
と猛反対！！
でも、最終的に飼うことになりました。


１０月６日。生まれて３３日目で我が家にやって来ました。
名前はクイーン。
最初の１週間は、ク〜ク〜泣いてばかり。

でも、ごはんをいっぱい食べて、お庭で遊んだりして、
とてもかわいいレディになりました。
甘えん坊で恥ずかしがりやな性格だったけど、
人の言うことがよ〜くわかる、とても賢い子でした。

おさんぽしていても、目と目でアイコンタクトできる子。
一緒に歩いている人がちょっとかくれんぼしただけでも、
すぐ気づいて振り返って探したり、遅れてついてくる人がいれば
待っている子でした。




２００４．６．１７(木)
突然のＴＥＬ・・・
今、おさんぽに行ったばかりなのに・・・・・,
木曜の夜は、予備校に行っていたお兄ちゃんが遅い日なので、
散歩をしながら迎えに行っていました。


突然のことです。道の向かい側から、猫が襲いかかってきたのです。
足をえぐられ、もちろんクイーンもパニック状態に・・・。
連れていたお父さんも足首を噛まれ深くひどい傷を負いました。

想像もしなかった出来事・・・

クイーンはおうちに帰って来ようとしたのだと思います。
お父さんから離れ、走ってくる際、
車にぶつかってしまいました。


道端に横たわるクイーン。
どこも怪我なんかしてなさそうなのに、
もう動かない。
通りすがりの女の子が、側の自販機で
お水を２本買ってくれました。
「お水のめるかも・・・・・・・」って。

すぐそばの消防署の人たちも出てきてくれました。
目の前のマンションの管理人さんたちも。

ただ…ドライバーの女性は自分がぶつかったと
言っただけ・・・

そんなに交通量の多い時間じゃなかったので、
スピードを出していたのでしょう。
いたわりの言葉もありませんでした。


それからしばらく、
あまりにも突然すぎて、私たち家族の心に
大きな穴があきました。
どうして？なぜ？って・・・

もっと、も〜っと一緒にいれると思ってたから。
私たち家族１人１人にとっても、すごく大切な存在だったから。



くーちゃんとの１年８ヶ月。
自分たちにとっても、クイーンにとっても、
すべてが初めてで、た〜くさん遊んだよね。
時には、厳しくしすぎてしまったこともあるけど・・・

みんなで一緒に過ごした、たくさんの楽しい思い出は、いつまでも、いつまでも........
私たちの宝物だよ。



最後に・・・

あの時、お世話になった方々、お悔やみにいらして下さった方々、
ここまで読んでくださった方々に、お礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。







Joseph-Maurice Ravel
「亡き王女のためのパヴァーヌ(Pavane pour une infante defunte)」